Noah SUZUKI  Photography

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鈴木ノア Noah SUZUKIBromoilist / Photographer

1980年生まれ 大阪府出身
10代の頃より写真を撮り始める。
2011年、古典技法(Alternative process)であるブロムオイル印画法を学び、制作を開始。
現在、ニューヨーク・ゲント等のアートフェアへの参加、個展などの活動を行っている。

個展

2013
26.Oct. – 16.Nov.   Verse of Silence  北井画廊 / Tokyo
2012
27.Nov. – 09.Dec.   所在の記憶  iia gallery / Tokyo

グループ展及びアートフェア

2013
30.Nov. – 3.Dec.   Art Gent 2013 Flanders Expo / Gent Belgium
2012
30.Nov.-4.Dec.   Lineart 2012 Flanders Expo / Gent Belgium
2011
2-6.Dec.   Lineart 2011 Flanders Expo / Gent Belgium
25-27.Mar.   Artexpo NewYork 2011 / NY U.S.A.
2010
31.Jul.-14.Aug.   Photography / Berlin Germany
22-25.Apr.   Art Melbourne 2010 at Royal Exhibition Building,Carlton VIC / Australia

ブロムオイル印画法とは / About Bromoil Process

引伸機を使い印画紙に画像をプリントし、処理が完了したものを重クロム酸カリを含む溶液に浸し、一旦画像を漂白する。そこに、ブラシを用いてインク(油性顔料)を叩き込むことによって漂白前のプリントに等しい調子の画像を得る事が出来る。
既存の印画紙を使い引伸機にてプリント作業を行う為、原板のフィルムサイズに依存せず制作を行う事が可能な、古典技法では珍しいタイプの印画法。

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1907年、英国人E.J.ウォール氏が、その原理を発見。
同年、英国人C.W.パイパー氏によって完成した、ピグメント法の1つ。ゼラチンと重クロム酸カリの感光硬化作用を利用する技法。

フィルムから印画紙に焼き付けたプリントを基に、重クロム酸カリウムを含む漂白液で処理することにより銀画像は漂白され、同時に銀粒子に接する部分のゼラチンが硬化する。

硬化の程度は、其処に存在する銀粒子の分量に比例する。
つまり基となるプリントにおいて、銀粒子が多ければ多い(黒の濃い、暗部)程、漂白処理を行う過程でゼラチンは硬化していく。
また、銀粒子が少ない(黒が淡く白い、明部)箇所は、あまり硬化しない。

漂白が済んだ印画紙を水に浸すと不硬化部(基のプリントにおける明部)のゼラチンは吸水し、硬化部(基のプリントにおける暗部)のゼラチンは吸水せず、その状態でインク(油性顔料)をブラシで叩き込んでいくと硬化の強い箇所には多くインクが吸着し、その他ゼラチンの硬化程度に従いインクは吸着していく。
ゼラチン部の水分保有量に合わせ、水と油の反発作用にてインクが多く吸着する部分とそうでない部分が出来、漂白を行う前のプリントに等しい絵柄が現れる事になる。

その特徴

インキングの仕方によって荒くも細かくも出来る。
充分目の細かい作業を行う事により、通常のゼラチン・シルバー・プリントに近い調子に仕上げる事が出来る。最終的な行程で、比較的かなり自由にコントロールする事が可能。

又、最初に記載した通り、大型のピグメント印画を制作することが可能。
古典技法の多くは、密着焼きにて印画を制作する為、同大の原板(フィルム)が必要となるが、ブロムオイル印画においては、引伸し機を用いてプリント作業を行う為、原板に依存する事なく希望のサイズで制作する事が他の技法に比べ遥かに容易。

参考文献:最新寫眞科學大系 第2回 特殊印畫法

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