Noah SUZUKI
Bromoil Photography

TOMONOURA de ART 2018

去年の話になりますが。

広島県は福山市にある鞆の浦で、毎年開催されている芸術祭TOMONOURA de ARTに出品していました。街全体が作品で溢れる、あれです。馬喰町にあるギャラリー、Roonee 247 Fine Artsからの出品でした。

下にある写真が、その時のフライヤーなのですが…驚いたことに表紙としてブロムオイルを使っていただきました。初参加の人間が、いいのだろうか…?鞆の浦にゆかりのある人のものじゃなくていいのか?と思いましたが。ありがたいことです。

保名酒屋さんの2Fで展示していただきました。保名酒、ご存知?所謂、薬酒とか薬用酒とかそういうものだそうで、生薬を漬け込んで作られたものだとか。

詳しくは、この辺で。鞆の浦の保命酒 – 鞆物語

非常に複雑に編み込まれたような香りの中、ブロムオイル展示されておりました。実際展示されているところも見てきましたが、妙に色気付いてました。

会期前日から行っていた鞆の浦、初日は見事台風とぶつかり大変な1日でした。

もっとじっくり鞆の浦を散策したかった…。

鞆の浦とほぼ同時開催という形で、同じく福山にあるとある場所で個展もさせていただきました。そっちはそっちで中々凄かったです。

23 / 03 / 2019

Workshop of bromoil

去年、一昨年とワークショップを行いました。

行ったというよりかは、なんとか…やり遂げた…いや、やり遂げたのかどうか…という感じではありますが、2日間に渡る工程をなんとか終える事が出来ました。

このワークショップはアトリエ・シャテーニュさんにお声を掛けていただき、実現したものでした。何故…と思いつつも流れに身をまかせて新たな扉を開いてみることにしたのでした。

ネガ選びから始まり、プリント・ブリーチまでを1日目に行い、2日目にインキングをするというのが作業の流れでした。初めてのインキングはゴールが見えない道を突き進んでいくような作業ですが、みなさんとても上手くて。

2年連続でやってみて、私にはワークショップ講師などというものは全く向いてないということが、よく解りました。元々、解ってはいたんですが何事も経験なんて云われてしまったら、返答に困るので先に経験しておいた次第です。ははは。

というわけでワークショップは一先ず去年まで、おやすみなさい。

22 / 03 / 2019

Examine by comparing a number of papers

以前、印画紙による違いはどれくらいあるのだろうかと思い、同じコマを何種類かの印画紙でプリントしてブロムオイルを作った事があります。その時は、通常コントラストを低くしてプリントするのが常だけど、もう少しパキッとプリントしてからインキングしたらどうなるかなぁ、というのも試したような記憶が。

何故そんなことを始めたかと云うと、ブロムオイルは一度廃れてから再びやる人が現れるかなーどうかなーという頃には「現在はブロムオイルに使える印画紙は存在しない」という言葉が広まり、以来ずっとそれが目の前をウロチョロしていたからです。なんというか私としては「いやいや、意外と結構使えるし」という気持ちが有り、少しもやもやしていたのかな、と。

ブロムオイル?使える印画紙あるの?もう無いんでしょ?

という言葉をいきなり打つけられるというのは、中々複雑な気持ちになります。

この時試したのは、いつも使っているFOMAとILFORDを2種にARGENTONEの計4パターン。

どれかインクが全く乗らない、うんともすんとも云わない!というものが出てくるかなーと思っていたら全部綺麗に乗りました。もう、大体のものはインク乗るんじゃないかと思える程、なんの問題もなくスムーズに乗りました。

インク、乗ります。

21 / 03 / 2019